同人誌印刷トム出版 人生に涙あり

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手許に「水戸黄門漫遊記」という豆本がある。手帳ほどの小さい本である。
大正の終わりころに上梓されたものだ。

いわゆる趣味本の類で、マニア向けにつくられたものだが、なかなか味があって
いい感じを出している。

私は子供のころから漫画本、少年雑誌などで助さん格さんに親しんできた。
悪者をこらしめ弱者を救うあの胸のすくような物語は、子供の正義感を

大いに満足させたものである。黄門様は子供のころのあこがれの対象だった。

また、映画が全盛だったころは、あの東映の月形黄門さまが、これまたハマリ役で、
とても人気を博したことを、つい先日のように覚えている。

ところがずっと後になってテレビで黄門様をやりだした。
さて、これが難儀だった。

というのは、あの主題歌「人生に涙あり」の文句だが、

あとから来たのに追い越され、~泣くのがいやならさぁ歩け~♪

これには身を詰まされた。

後輩がいつの間にやら上役になって、同じ職場へ赴任してきたらどうする、、、、
大変だぞ、、、。

という訳で、ちょっとでも怠慢をすると、すぐあの唄が追い駆けてきそうにる。
さてさて、それからというものは、さぁ歩け、さぁ走れ、懸命に突っ走れ、、。

の連続の日々だったような気がする。

でも今では黄門さまには随分お世話になった、と感謝している。