同人誌印刷トム出版   通りゃんせ

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同人誌印刷トム出版 http://www.tomshuppan.co.jp/

関八州古戦録という書物に

「川越の夜戦」

という有名ないくさ話が記録されている。
場所は今の川越市

日本歴史上、「三大夜戦」というと、

・川越の夜戦
桶狭間の夜戦
厳島の夜戦

があげられるが、「川越の夜戦」はその軍勢の数においてとりわけ
有名である。

川越城を守備する北条綱成と挟撃する味方の北条氏康が八千。
これに対する攻撃方、山内・扇谷両上杉および古河公方の面々8万

私はそのその壮烈な戦いの跡を見たさに、
懇意にしていただいている川越市の同人誌作家を訪ねた。

友人が案内してくれたのは、その川越城本丸だった。
城といっても今は平坦な地形になっていて、平城の砦のように思えるが、

当時の遺構はどのようなものだったのだろうか、大いに興味が湧いた。
なにしろ八万の大軍に重囲された頑強な城とは、とても想像できなかったからだ。

実際に現場を見学させて頂き、なるほど、
何故8万もの山内・扇谷両上杉が敗れたのか、

その陣形や北条氏康の作戦がよく理解できた。
ここまで来た甲斐があった、、と満足しながら帰り道を下っていくと。

ふと、三芳野神社という小さなお社の前に出た。
なんとまぁ、なんと、、の驚きである。

ここが有名なわらべ唄「通りゃんせ」の発祥の土地だったのである。
案内の立て札にそう書いてある。
三芳野神社は、別名「川越天神」とも呼称されており、

その歴史は明暦の頃まで遡るらしい。

この土地へ来て、色々と新しいことに接し、何んだか得をしたようで
嬉しい気持ちになったのを覚えている。


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