同人誌印刷 トム出版 帰り道
同人誌印刷トム出版 http://www.tomshuppan.co.jp
私はもともと同人誌が好きだったが、
今ではその同人誌趣味を飛び越してしまい
同人誌をつくる方に回ってしまった。
同人誌といえば、
普通には、いわゆる文学系の同人誌のことを思い浮かべるが、
私も実際、若いころ純文学などの書に耽溺したことがある。
毎週火、土になると谷町の同人誌の会に通うほどの熱心さだった。
その同人の帰り道、天満のロイヤルホテルへ
上司の打つ囲碁の見学に赴いた。
私も囲碁は若い頃からヘタのヨコ好きで、浪速のジャンジャン町で
飛び入り勝負に参戦し、完膚なきほど痛めつけられた、けったいな
経験もある。
その天満の囲碁の日本座敷はとても高級で、我々など出入りできるような
半端ところではない。
私が部屋に着いたとき、盤上は白熱していた。
上司は顔を赤く染め、両劫でふんばっている。
軽く会釈をしてわたしは、少し離れたところに静かに正座した。
その時、何気なく床の間の長押を見上げると、、、
毫端一閃、見事な額が架かっていた。
【爛柯】
なんと読むのだろう。何て意味かな?
目の前の勝負が終わるまで、私はずっとそれに捉われていた。
つづく
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