同人誌印刷 トム出版 第一球投げました 春のメロディ

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【春のメロディ】

今日は三月三日、ひな祭り。

春ともなると、何となく気分の方も躍動的になってくる。

季語にも、まことに春らしい語彙がたくさんあり、

例えば、

春暁 長閑 啓蟄 初春 立春 別れ霜 春雷 朧月

など、実に牧歌的で郷愁に耽溺させられそうな語感がある。

ずっと以前、東京にいた頃、春を探して渋谷区あたりをうろついたことがある。

なぜ渋谷に春がある?、、、。

そう思うのはまことに当然で、春は実際どこにでもある筈。

ところが、渋谷には懐かしい春のメロディがあったのだ。


春の小川は、さらさら行くよ。

岸のすみれや、れんげの花に、


渋谷に河骨(こうぼね)川という小さい水路がある。

その川が、

高野辰之 文学博士、岡野貞一教授

になる唱歌「春の小川」の曲のモデルだったのだ。


東京にはいろいろ歴史深い土地が多い。、

この東京という大都会は人間の心の故郷として、まことに

大いなる田舎でもあるのだ。