同人誌印刷 トム出版   爛 柯

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同人誌印刷 トム出版 http://www.tomshuppan.co.jp




先日、囲碁の話をしました。天満の日本座敷にかかっていたあの額に

【 爛 柯 らんか 】とありました。

さて何という意味かな、と思いつつ後で調べてみると、

「 らんか 」 の故事とは、

むかし中国の晋の時代に王質という木こりがいました。
ある日、森の中で四人の子供に遭遇しました。

見ると子供たちは互いに囲碁を打っているのです。で、その勝負があまりにも面白いので

木こりはつい見入っていますと、ふと気がついた時には腰に差している斧の柄がボロボロに
腐っていたというお話です。


爛 ( くさる )  柯 ( 斧の柄 )

転じて

夢中になる。
また、囲碁のこと。

またこの故事は、述異記(じゅついき)
という書物に載っているそうです。


【 述異記 】 

祖沖之 ( 429~500 )

中国の神話伝説の書。南朝斉の祖沖之(429~500)の撰、10巻。
または、南朝梁の任昉(460-508)の撰、2巻。祖沖之または任昉の撰と言われているが、

実際には唐~宋代(618-1269)に、任昉と同時代の書籍から集められたもの。
盤古、蚩尤、神農などに関する小伝、故事が収められており、神話の資料として役立つものになっている。
(くろご式ことわざ辞典より http://www.geocities.jp/tomomi965/index.html)


日本にもこれと同じような昔話がありました。
そうです、浦島太郎の伝説です。これも気がついてみると、

あっという間に年月を閲したというお話になっています。
あまりにもよく似ているので、発祥の起源はもしかすると、

親類なのではないでしょうか。