同人誌印刷 トム出版  たちばな

tomshuppan2007-10-25

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さて、その橘寺の「たちばな」であるが、このたちばなの由来は、該お寺と深いかかわりがある。

当時、宮廷官吏であった田道間守(たじまもり)は、

垂仁天皇の不老不死の薬草の求めに応じ、
大陸(新羅ともいわれる。)に渡った。


10年もの年月を閲してようやく持ち帰ったものが、その「橘」であった。

たちばなというのは、もともとインドシナ原産のミカン科の植物だが、
今では、わが国の紀伊半島以西の地域に多く栽培されている。

その橘寺の由来はこんなところにある。

面白いのは、あちらの中国にも同じような話があって、

例の、秦の始皇帝が廷吏の徐福に命じて、
不老不死の薬草を求めに日本に来させた話である。

その徐福が上陸したところは、紀伊半島の南端だったそうだから、
ひょっとしたら、「橘」はその徐福が持ってきたものではないだろうか、

と私は推測する。なぜならば、