同人誌印刷 トム出版  第一球投げました 蔦重もうっかり同人誌文化

イメージ 1



同人誌文化


この国は有史いらい色々な文化を創造し、進展させてきた。

それはあたかも牛歩の如くだったかも知れない。

しかし、ある頃から急速に発展の速度が速くなった。

ある頃とは明治のころである。

明治文化を創った人々は、江戸末期に生まれた人たちであり、

大正、昭和のそれを創ったのは明治の人たちだった。

いまの我々が共有する文化というものは、殆どのものが明治に出来上がったたものだと思う。

本屋さんにしても、呉服屋さんにしても、医術も天文学も銀行も、

みなその当時から揃っていたものばかりである。

明治になって、この国に新しいビジネスモデルが入ってきたというのは、

いわゆる「保険」というシステムのみだったかも知れない。

この保険制度は、ご承知のとおり、あの福沢諭吉が例の「西洋旅案内」という

本を世に出した時、

それに「保険」というものを紹介したことがきっかけで、

出来上がった制度ではなかったかと思う。

してみると、明治の人たちはほんとに偉かった、、

高度な学問も浸透していないあの時期に、

この国の原型を創った訳だから、まことに優れた人たちが沢山いたのだろうと思う。



しかし、まてよ。いまの現代に生きる若者の文化にも、もっと素敵なものがある。

なに?、さて、なんだろう?

ほら、


同人誌文化というアカデミックな文化があるではないか。


うむ、、、。

江戸時代、浮世絵、洒落本などで一時代を築いたあの蔦屋重三郎でもうっかり、

さすがに同人誌の世界には考えが浮かばなかったのだろう。

見て欲しい、、この同人誌世界の着実な発展ぶりを、、。

いまの若者は想像力にすぐれ、よほどバランスの効いた先見性があるのではないか、

と、今更ながら感心する次第である。