同人誌印刷 トム出版 春眠不覚暁
春眠不覚暁
同人誌の印刷というのは、とても難しい。
というのも、
同人誌作家の方の思い通りの色を出すのが、
その使命だからである。
我々エンジニァは、仕事に対する使命感がなければ
とてもいいものはできないと思う。
それに、
時間との戦いがある。納期という厳然たる壁がある。
それは寸刻も余裕のない非情の時計である。
その時計の中で、相当部数の印刷を、
◎キレイに
◎速く
◎無謬(むびゅう)
に超特急で、且つ使命感を持って仕上げねばならぬのだ。
「 失敗 」という冗漫な語彙は何処にもない世界。
同人誌印刷に携わるものは、
毎日が巌流島の武蔵のような心境にある。
春眠不覚暁 処処聞啼鳥
夜来風雨声 花落知多少
などと、典雅なことはとても言ってはいられない。
http://d.hatena.ne.jp/tomshuppan/20080107