同人誌印刷トム出版 霜は軍営に満ちて秋気清し
霜は軍営に満ちて秋気清し
今朝方は霜が降りて、庭先も前の道路も真っ白だった。
この分だと今日もいいお天気らしい。
霜のことを
で引いてみると、こう言うことだそうだ。
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空気と接触している物体の表面の温度が霜点
(温度が0℃以下のときの露点のこと)
よりも低くなると、空気中の水蒸気が凝結し、
物体の表面から針状の氷の結晶として伸びる。
この結晶のこと、あるいはこの現象自体を霜と言う。
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なるほど、
霜は下りるとか、降るといった表現をするが、実際のところ
空気中の水蒸気が凝結して起きる現象なのだ。
ずっと昔見た、洋画の話で恐縮だが、
指揮官役のリチャード・ウィドマーク
が、
銃を撃つ部下に向かって
「暗夜に霜の下りるが如く!!」
と注意を与える場面があった。
今思うとなるほど、と感得できる。
きわめて静かに、
自然に引き金を引けよ、、という意味だったのだ。
一方、歴史の話の中で特に有名な詩吟朗詠の歌がある。
霜は軍営に満ちて秋気清し
数行の過雁月三更
(かがんさんこう)
越山併せ得たり能州の景
(えつざんあわせえたりのうしゅうのかげ)
遮莫家郷遠征を憶ふ
(さもあらばあれかきょうえんせいをおもう)
謙信も霜の満ちた厳しい軍営の中で、ふと越後の国を
思い浮かべたのだろうか。
ま、霜は何とかなるにしても、雪はいけない。
冬コミック当日の3日間、雪の降らないことを祈る。
http://d.hatena.ne.jp/tomshuppan/20071227