同人誌印刷トム出版   霜は軍営に満ちて秋気清し

tomshuppan2007-12-27

同人誌印刷 トム出版

 
霜は軍営に満ちて秋気清し


今朝方は霜が降りて、庭先も前の道路も真っ白だった。

この分だと今日もいいお天気らしい。



霜のことを

フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

で引いてみると、こう言うことだそうだ。

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空気と接触している物体の表面の温度が霜点

(温度が0℃以下のときの露点のこと)


よりも低くなると、空気中の水蒸気が凝結し、

物体の表面から針状の氷の結晶として伸びる。

この結晶のこと、あるいはこの現象自体を霜と言う。

                  • -

なるほど、

霜は下りるとか、降るといった表現をするが、実際のところ

空気中の水蒸気が凝結して起きる現象なのだ。

ずっと昔見た、洋画の話で恐縮だが、

指揮官役のリチャード・ウィドマーク

が、

銃を撃つ部下に向かって

「暗夜に霜の下りるが如く!!」

と注意を与える場面があった。


今思うとなるほど、と感得できる。

きわめて静かに、

自然に引き金を引けよ、、という意味だったのだ。


一方、歴史の話の中で特に有名な詩吟朗詠の歌がある。



霜は軍営に満ちて秋気清し

数行の過雁月三更
(かがんさんこう)

越山併せ得たり能州の景
(えつざんあわせえたりのうしゅうのかげ)

遮莫家郷遠征を憶ふ
(さもあらばあれかきょうえんせいをおもう)

上杉謙信



謙信も霜の満ちた厳しい軍営の中で、ふと越後の国を
思い浮かべたのだろうか。


ま、霜は何とかなるにしても、雪はいけない。

冬コミック当日の3日間、雪の降らないことを祈る。
http://d.hatena.ne.jp/tomshuppan/20071227


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