同人誌印刷 トム出版 阿騎野の雪

tomshuppan2007-10-18

同人誌印刷 トム出版 http://www.tomshuppan.co.jp


    ひむがしの のにかぎろいの たつみえて 

            かえりみすれば 月かたぶきぬ。


先日の話の続きみたいになるが、、

あのかぎろいの丘で、熊ケ岳の山頂にかかる月を眺めた。
とても感動的だった。それから又ヤマイが高じて、それならいっそのこと


都から安騎の大野まで、軽皇子が辿った道を歩いてみてはどうか?、、
と変な興味そぞろが湧いてきた。

だったら雪の降る日がいい。だってそうだろう、彼らが山越えで安騎の大野まで行ったとき、
雪が降っていたではないか。

雪か、、、私は膝をたたいて、万葉集のかぎろいの和歌の前に出てくる長歌の方を確認した。



   安みしし 吾ご大君 高照らす 日の皇子 神ながら 神むさびせすと
   
   太敷かす 京をおきて 隠国の 初瀬のやまは 真木立つ
   
   荒き山道を 岩が根 禁樹押しなべ 坂鳥の朝越えまして 玉かぎる 
   
   夕さり来れば み雪降る 安騎の大野に 
   
   旗すすき 小竹 を押しなべ 草枕 旅宿りせす 古へ
   
   思ひて


やはりあった。


たまかぎる ゆうさりくれば み雪ふる、、、

ふーむ、たまかぎるゆうさりくれば、、か。
雪は晩から降り出したのだろうか、、。


ま、いいだろう。
私は、奈良の飛鳥の里に雪の降るのを待った。

http://d.hatena.ne.jp/tomshuppan/20071018

http://diary.blogmura.com/dekigoto/ その他日記ブログ 日々のできごと
http://www.dendou.jp/in/2177173340人気ブログランキング